- 2016.01.13
- インフルエンザと唾液
インフルエンザが流行る時期になりました。
先日TVで予防のひとつとして唾液との関係があげられてましたね。
唾液の量はインフルエンザ・風邪も勿論ですが、虫歯や歯周病にも大きく関わっています。
唾液には抗菌作用があるのでたくさんの方が体を守ってくれます。
分泌量が少ないとウイルスや菌が直接粘膜へ付着して感染します。
分泌量が多いと唾液が菌、ウイルスを凝集させ菌塊として口内から口外へと排出してくれるんです。
なので口で呼吸(口呼吸)している人は要注意です。
口が乾いてウイルスが粘膜へ直撃❗️
普通は鼻呼吸なので鼻毛がその役割をしてくれるんです。
では唾液をスムーズに分泌されるには・・・
・普段から口を動かし、話をする時は口を大きく開けてはっきりと発音すると唾液腺が刺激されます。
・舌を出して上下左右に動かします。1人でいる時がいいですね。
口の内面からほうれい線をなぞるように舐めったり、歯や歯茎を舐めったりしてみる。
ちなみに口腔内の役割として、飲食などすると口の中は歯を溶かしやすい酸性になります。そこに砂糖があるとさらに酸性へ下がります。
唾液により食後30分ほど経つと中性に戻って、リンやカルシウムが歯の表面を修復してくれます。
たくさん唾液を出して虫歯やインフルエンザの予防をしてみてください。
歯科衛生士 加藤 明美