- 2014.02.04
- 小児歯科のお話・・・!!
●ある小学校低学年のお子さんが虫歯で来院しました。
プラークコントロール(歯ブラシによる歯磨き)はさほど悪くはなく、甘いものも特に
たくさん摂取してないという事だったんですが、すでに治療してる歯と虫歯が
数本もありました。
学校や保育園へ検診に行きますが、最近は虫歯がない子がとても多く、
12歳の永久歯の虫歯本数は平均1.4本となっています。
たいてい数本虫歯のある子は、プラークコントロールが悪く清涼飲料水や甘いお菓子を常時
摂っているという原因があって結果があるという感じです。
という現状だったので、どうしてだろうと考えたのですが、
虫歯治療をしていて鼻が悪い事が分かりました。中耳炎で『口呼吸』でした。
口呼吸は歯周病や虫歯も誘発しますが、細菌が直接体内へ入るので体にも悪影響です。
でも原因が分かれば対処方法も考えられるのでアドバイスはできます。
小学生になると乳歯から永久歯へと交換期です。萌えてきたばかりの永久歯はすごく
弱いので、しっかり歯磨きをし、フッ素などで対処してほしいと思います。
早期発見・早期治療・予防がとても大事だと思います。
歯科衛生士 加藤 明美